《水子供養とは》
お母さんのお腹に宿った小さな命。
お母さんは我が子を抱く日を心待ちにしますが、時にはそれが叶わず、お腹の中で小さな命の火が消えてしまうこともあります。
流産や死産で我が子を亡くしたお母さんは、「私のせいだ・・・。」と深い悲しみの中で自分を責め続けてしまいます。
また、【やむを得ない事情で産むことができなかった】あるいは【以前に流産や死産の経験があっても供養をしなかった】といった場合、「亡くなった我が子は一体どうなったのだろう?」と心配するお母さんもおられます。
小さなお子様が亡くなると《お地蔵様》が現れて、その子を必ず救って下さいます。
お子様は《お地蔵様》に守られて、最も安全で、そして最も清らかな世界で安らかに過ごしています。
この世に生まれ出ることができなかったお子様を《お地蔵様》に託し、愛情を込めて供養することを『水子供養』といいます。
『水子供養』は、お子様のご冥福のため、そしてお母さん自身の悲しみや不安を和らげるためにも非常に大事な供養といえます。
亡くなった愛する我が子のために心を込めて供養してあげることが、お母さんの【母親としての役目】であり【愛情表現】なのではないでしょうか?
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《『水子のたたり』なんてありません》
あなたは、
- 「お腹の中で子どもが亡くなると《水子のたたり》がある」
というのを聞いたことがありますか?
亡くなった我が子に対する申し訳なさから、この《水子のたたり》を心配する人も多いのです。
先にお伝えしておきますが、《水子のたたり》なんていうものはありません。
『たたる』というのは【強い恨みや未練により他者へ災いをもたらす】という意味です。
しかし、お腹の中のお子様は『人をたたる』といったような【ネガティブな感情】を持っていません。
なぜなら、【恨み】や【未練】というものは、何らかの『経験』をすることによって出てくる感情だからです。
水子となったお子様は、いろんな経験をする前に亡くなっていますので、まだ【ネガティブな感情】が1つもない状態、言ってみれば《純真無垢な心》なのです。
したがって、《純真無垢な心》を持つお子様が『人をたたる』なんてことはあり得ません。
むしろ『たたる』の逆です。
子どもがみんな自分のお母さんのことを大好きなように、あなたのお子様だってお母さん(あなた)のことが『大好き』なのです。
そして、お子様はいつでも、大好きなお母さんが幸せでいることを願っています。
ですから、あなたも同じように、いつでもお子様の幸せ(冥福)を祈ってあげて下さい。
《水子供養はいつやればいいのか》
この記事をご覧になっているということは、あなたは今「水子供養をした方がいいのかな・・・。」と思っているのでしょう。
水子供養をするべきタイミングは、あなたが少しでも「水子供養をしようかな。」と思った時です。
あなたがそのような気持ちになるのは、亡くなったお子様に対して「安らかに過ごしてもらいたい。」と心から願っている証拠です。
あなたのその気持ちはちゃんとお子様に伝わりますので、水子供養をして【あなたの愛情】を示してあげて下さい。
もしかすると、お子様もそれを待っているのかもしれませんよ。
《金剛院の水子供養》
当院では、宗派にかかわらず広く水子供養のお申込みを承っております。
当院の水子供養は、プライバシー保護のため、専用の供養室で『完全個別形式での法要』を執り行います。
ご希望の方は、ご供養当日にお子様の【エコー写真】をお預かりし、後日お焚き上げを致します。
※《注意》水子供養は当院の宗旨(真言宗智山派)の法儀に則りご供養を致します。
《水子供養の流れ》
①来院されましたら、寺務所へお声がけを頂き、申込書へ必要事項をご記入下さい。
②専用の供養室にて『完全個別形式』で水子様の読経供養を致します。
③供養が終わりましたら、当院の水子地蔵様へお参りをして頂き、お花とお線香をお供え下さい。
※ご供養当日の服装は普段着で構いません。
※ご供養の際は、参列者様全員にお焼香をして頂きますので、数珠をお持ちの方はご持参下さい。
《ご供養料》
ご供養料目安:10,000円~
※お花やお線香は当院でもお買い求め頂けます。
★お花1包み(2束分):1,000円
★お線香(1束):100円
《申込方法》
①まずは下記の受付時間内に当院までお電話下さい。
②その際に、希望される供養の日時をご予約下さい。
③ご供養当日に来院されましたら、申込書へご記入を頂き、ご供養料等をお納め下さい。
〖真言宗 智山派 金剛院〗
〒331-0823
埼玉県さいたま市北区日進町1-758
◎受付時間〔お申込み・ご供養〕
9:00 ~ 16:00 【年中無休】
TEL 048-663-6005