【金剛院としての地域活動とは】
金剛院では、仏事だけではなく、地域の活動にも協力をさせて頂いています。毎年ある時期になると、ご近所の日進小学校の児童さん達が、課外授業の一つとして金剛院に来てくれます。その課外授業では地域のいろんな施設を訪問し、『そこはどのような施設なのか、どういった業務(役割)をしているのか』ということを質疑応答しながら学ぶそうです。当院に来てくれた時は、ウチの僧侶が金剛院の境内を案内したり、児童さん達からのいろんな質問に答えるなど、子ども達にお寺がどのような所なのかを知ってもらう良い機会にもなっています。じつは、この課外授業ですが、ぼく達僧侶はドキドキしながらその日を迎えるんですよね。というのも、小学生ならではの【素朴でありながら、核心を突いたとても鋭い質問】が飛んでくるからです。その質問に対してぼく達は【小学生でも理解できるような説明】をしなければなりません。しかし、これがまぁとにかく難しいのです。みなさんも自分のお子様から「ねえ、なんでコレはこうなの?」みたいに、非常にシンプルな質問に対する返答に困ったことはないですか?当たり前のように思っていたこと、言われるまで気が付かなかったことなど、児童さん達のおかげで改めて考えさせられることがたくさんあります。毎年のことではありますが、いつも児童さん達に教えられ、そして鍛えてもらっています。日進小学校の児童さん達、次回もまた金剛院へ来てください。でも、どうぞお手柔らかに。
もう一つの地域活動として、『写経の会』を2週間に1度、【第2・第4日曜日】に開催しております。午前8時から開始し、およそ1時間お経の書写をしていただいています。日曜日の早朝にもかかわらず、毎回のように来て下さる方も多く、とてもありがたく思います。写経に興味のある方は、ぜひ一度チャレンジしてみませんか?
写経のすぐ後には『奉文会(ほうぶんえ)』という、今は亡きご家族やご先祖様に対しお手紙を送るという法要を行なっています。これは、護摩(ごま)法要と同様に、お不動様に祈る法要で、どなたでもご参加いただけます。みなさんのすぐ目の前で法要を執り行います、他のお寺にはないような体験ができると思いますので、お誘い合わせの上どうぞご覧ください。
その他には、月に1回ご詠歌の練習をやってまして、これもどなたでも参加ができるようになっています。詠歌というのは、仏様への感謝や私たち自身の精進を誓う内容を、専用の楽器を用いて決まった曲調で歌うものです。今は参加者が10人ぐらいおりまして、いつもみなさん一生懸命ご詠歌の練習をされております。せっかくなので、お盆法要や節分などの行事の時には披露をしてもらっています。
また、行事やイベントではありませんが、災害などが発生した場合にこの金剛院が一時的な避難所となれるよう、少しではありますが避難(非常)用具を用意しています。
お寺は地域のみなさまと一緒にずっとそこにあるものです。お役に立てることがありましたら協力をさせていただきます。
下の写真は節分法要(毎年2月3日)の様子です。お檀家様以外の方も大勢お越しになり、盛大に執り行っています。法要前には落語家さんによる無料公演もございますので、ぜひ一度ご参加ください。